大学生の間に身に付けるべき能力はたくさんありますが、その中で最も重要な能力が「ロジカルシンキング」です。つまり、論理的思考力です。
なぜ論理的思考力を身に付けなければいけないのか?
社会のあらゆる場面で必要になるからです。社会に出れば、大きな壁に何度もぶつかることになります。その壁は自分の力で超えなくてはなりません。学生時代のように誰かの助けに頼ってばかりはいられないのです。ではぶつかった壁をどうしたら、超えられるのか?
その時大きな助けになるのが、「ロジカルシンキング」のスキルです。ぶち当たった何局をどのようにして解決へと導けばよいのか、考える力さえあればどんな難題をも超えられるでしょう。では会社に入ったらどこで必要になるのでしょうか?
1.仕事の効率を上げたい時
会社では「仕事の効率」を上げなくてはなりません。ミスなく、スムーズに業務をこなさなくてはならないのです。ゴールまで最短距離でいくにはどうすればよいか、計画的に物事を考えられている人間は効率が非常に良いです。逆にロジカルシンキングが身に付いてない人はムダが多く、仕事の進み具合が悪いです。
2.課題をクリアしたい時
会社には日々様々な問題が発生します。その問題に対する適切な対処が求められます。このような問題は思い付きの対処で上手くいくことはありません。明確な根拠に基づいた対策が求められます。
3.新たな企画を生み出したい時
会社の新商品やキャンペーン、イベントの企画を考える際に論理思考力が求められます。現状にどんな課題があり、どのような方法で解決が可能なのか論理立てて考えなければ、失敗に終わる可能性が高いです。
4.相手に企画の承認を取り付けたい場合
相手を納得させるには論理的に分かりやすく説明しなくてはなりません。プレゼンにはロジカルシンキングが必要になるのです。もちろん熱意や振る舞い方も大事ですが、話の意味が分からなければ承諾されることはありません。
ロジカルシンキングの身に付け方
1.論理思考力に関する書籍を読む
世の中には論理的思考力を鍛えるための書籍が数えきれないほど存在します。本屋で何ページか読んでみて、自分に合った本を1冊でもいいので購入してみましょう。1冊でもスキルを身に付けることは十分可能です。
2.何度も壁にぶち当たる
頭の中だけで考えていたら、それではただの「口だけの人」。計画を立てたら実行です。ここまで出来て、やっと論理的思考力が身に付いたことになります。
難局に直面する経験をたくさんしておきましょう。アルバイトやゼミの研究、サークルの運営など、チャレンジできる場所は用意されています。自ら積極的に飛び込む勇気を持つことがあなたの人生を変えるきっかけになります。
3.賢い人間と知り合いになる
地頭の良い人間はこのスキルが身に付いています。このような人達から考え方を吸収しましょう。色々な話を聞く中で、自分の足りない点が発見できると思います。また自分が抱えている問題をその人ならどう解決するのか、聞いてみましょう。またはイメージしてみましょう。それが解決への参考になってくれます。大事なのは「できる人からとことん盗む」こと!!
4.報道されている問題について解決策を考えてみる
毎日ニュースで様々な問題が報道されています。ただ話を聞くだけでなく、自分が当事者だったら解決へどう導くか考えてみましょう。日常的に考える習慣を付けることで、自然と論理思考力は身に付きます。
オススメのロジカルシンキング本
西村克己 『20代で身に付けたい論理的な考え方』(中経出版)
ロジカルシンキングの方法論をレベル別(「頭の中で整理できない人」「簡潔に離せない人」「会話が苦手な人」)に分けて、解説した本です。イラストや図表を取り入れながら説明しているので、普段あまり本を読まない人でも理解しやすいものになっています。基本的な力を身に付けたい方にオススメの1冊です。入門編と捉えていいでしょう。
あなたの世界を広げるのはロジシンだ
大学に入学する前の私は、論理力のかけらもない人間でした。受験勉強もとりあえず勉強すればいけると思い込んだ結果、案の定上手くいかず。。あの時、どうすれば合格へたどり着けるのかを考えて勉強していれば違った結果になったかもしれません。
大学入学後、才能あふれる学生とたくさん出会ったおかげで、遅ればせながら論理的思考力を習得する事が出来ました。大学での経験は今後の人生において非常に価値のあるものとなりました。
就職活動でも大きな役割を果たすスキルです。1つのことを論理的に説明する力がまだ備わっていないと感じた人。まだ遅くはありません。今日から行動に移してみましょう。