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上がりやすい人が持つ2つの特徴

試験や発表、就職活動での面接。こういった場面で上がってしまい、思ったようなパフォーマンスができない学生が多く存在しています。緊張してしまう原因は主に2つあります。

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1.自意識過剰

「周りから〇〇と思われているんじゃないか」「皆、内心笑っているんじゃないか」と、あまりにも周りの人を意識しすぎるために自分を追い込んでしまい、緊張が生まれます。人は必要以上に見られている意識を持ちやすい傾向にあり、これを心理学用語で「スポットライト効果」といいます。

 

普段から周りの人を見る人ほど、この傾向は強いと思われます。自分がやっている事は相手もしていると思いがちです。

じゃあ実際、人はどれほど周囲の人の事を気にしているのか?

気にしてる人は少ないです。逆にみんな自分の事ばかり気にしていて、相手の事を気にしている時間はほとんどありません。例えば、昨日あなたが話した相手の服装を覚えていますか?ほとんど覚えていない人が多いと思います。

 

逆に覚えている人ほど、周りへの意識を過剰に持つ傾向があります。「人はそんなに自分の事を見ていない」という事を意識すると、だいぶ緊張がほぐれると思います。

 

2.準備不足

緊張してしまうのは準備不足も影響しています。発表の場面で上がってしまうのは自分に自信がない証拠。自信が生まれないのは準備が足りないから。準備が足りているのに、自信が生まれてこない人ももちろんいますが、多くの人は事前の用意が大きく影響しています。

 

なんとかなるだろうと中途半端な用意しかしなかったがために、本番直前になって急に不安が押し寄せてきたなんて経験ありませんか?

正直、私自身そんな経験をたくさんしてきました。何度過去の自分を責めたことか。。。

 

緊張してしまうなら、100回中100回成功させるくらいの練習をしましょう。99回でも不安はやってくるもの。時間がある限り万全の準備をして、本番に備えるようにしましょう。

 

上がり症は場数では治らない

上の2つのポイントを意識しても、どうしても緊張してしまう人は「上がり症」の可能性があります。よく誰かに「人前に立つと、緊張してしまう」悩みを相談すると、このようにアドバイスする人がいます。「場数を踏めば、よくなる。」

 

それは正しい答えではありません。

 

確かに場数を踏めば、ある程度やり方に慣れてきますから緊張をほぐす効果が期待できます。しかし、この方法は全ての人に当てはまるとは限りません。なぜなら、慣れていないことが緊張の原因ではない場合があるからです。

 

上がり症は経験値では治りません。そのような方は適切な処置が必要です。「闇雲に場数を踏めば良い」というアドバイスは当てになりません。大事な事は経験を積むことではなく、なぜ上がってしまうのか原因を把握すること。原因を理解し、適切な対策を施すことで初めて改善されるのです。

 

「ダメでも良い」前向きな考え方を身に付ける

上がり症の方の多くは「ここが良くなかった」「あそこで噛んでしまった」など、欠点に目がいきがちです。ネガティブに物を捉えてしまうためにどんどん自分を追い込み、その結果緊張がさらに緊張を呼び込む悪循環に陥ります。

 

そのような方はまず、出来たことを褒める習慣を身に付けましょう。どんな些細な事でも良いです。失敗は無視して構いません。「ダメならまたやればいい」。この考えが非常に大事です。

私自身も上がり症だったのですが、この考え方を身に付けたことで上がってしまう頻度が少なくなりました。出来ない事より出来たことを認め、それを積み重ねる意識を持ってみましょう。

 

上がり症に効果的な対策はまだまだ他にもあります。今後も対策法をご紹介していきたいと思います。